トランプが掲げていたTax Reform plan、
GOP(リパブリカンパーティ)の税制改正案が出ましたね。
既に今年の早い時期から数字はある程度出ていたので、
ざっと自分にどれくらい影響があるかその頃から計算してみてましたが
結構大胆な改正案ですよねぇ。
Senateが賛成するのかどうか、調整が入るのかどうか
まだ分かりませんが、年末までには確定させたいみたいですね。
我が家ではまだ17歳未満の子が一人いますので
Child tax creditが上がることは嬉しいのですが、
Standard DeductionとPersonal Exemptionの変更が大胆過ぎて
家族構成によっては大きく影響を受ける人も多いと思うので
もしこれが通ったら、年頭からのお給料の天引き加減を見直したり
税対策を見直したりする必要が出て来そうです。
(といっても、一般庶民に節税のオプションってそんなに多くない…)
このStandard deductionの変更とPersonal Exemptionの廃止、
子供が2人以上いる家庭に打撃です。
例えば子供が2人いる4人家族の場合、
計$28,900の控除が$24,000だけになり
Child tax creditがもともと$2,000もらえていたとして
それがfamily flexibility creditというのも加えると$3,800になりはするものの、
それでも$3,100の控除の減額。
$90Kまでのtaxable incomeなら12%の税率というのは魅力だけど
果たして$3,100の減額をカバーできるだけのものなのか?
(*訂正* 書き方に問題ありでした。控除とTax Creditは別物なので
単純には比べられません。24Kの控除やその他の控除の後、
Tax rateをかけて出た数字からクレジットを引くことになります)
さらに痛いのがHead of household、シングルペアレントの家庭。
これまでStandard deductionはHOH用に別の額が設定されていたのですが
このプランだとSingleの人と同じ$12,000だけ。
これだとPersonal Exemptionとも合わせた額からいったら、
ものすごく控除が減ってしまいます。
子供が二人以上いたら、もっと打撃。。。
(*訂正* どうやらHead of householdの設定が別にあるみたいです。
大抵の記事には載ってなかったので見過ごしていました、ごめんなさい!)
他にも、それまであった控除アイテムが排除されたりと
結構厳しい改正案なので、Senatorが拒否ることを願う…
昨日はElizabeth Warrenがパワフルに反対のコメントをしてました。
我が家はあまり変化なし、なのですが
あのまま再婚せずにシングルマザーで居た場合で計算してみると
めっちゃ税金もってかれる~って計算に。。。
アメリカも少子化に向かってしまうかもね??
あと、法人税の件なんですが…
ちらっとニュースみただけなので、あれなんですが
法人税を下げることで雇用が進む、みたいなこと言ってて、
え?それ、関係なくない??って思うわけですよ。
だって法人の納税って、あくまで財務諸表が先にあって
最終的に出た利益に対して課せられる税金だから
そこのレートがどうであろうが、経費削減にはならないんですよね。
キャッシュフローには影響するだろうけれど。
このページを見つけたので、参考にしてみると、なるほど、
キャッシュフローが良くなることで借金が減る=利子などの無駄な経費が減る、
という間接的な効果として雇用が増える可能性もなくはないのか。
うーん、でもそれってどうだろう、結局ShareholderにDividendが増えるだけなんじゃ?
って気がするなぁ。
と、Taxに関してはまだまだアマチュアなので偉そうなことは言えませんが
現状も十分税金高くて苦しい生活してる庶民が多いんだから
どうせリフォームするならもっとガッツリと庶民が得して経済効果のある
税法にしてもらいたいもんですね~。